出向先のオーストラリアで県の公用車を私的に使ったなどとして、兵庫県は11月25日、60代の男性職員を懲戒免職処分にしました。
懲戒免職処分になったのは、兵庫県産業労働部の参事でオーストラリアで国際交流を行う外郭団体所長の男性(62)です。
県によりますと男性は2015年から2022年にかけ、赴任先のオーストラリアで公用車を16回にわたって私的に利用したほか、公用のクレジットカードで自家用車に給油するなどし、合わせて43万円分の燃料費を横領したということです。
2022年5月に男性が公用車で追突事故を起こし、県が調査する中で私的な利用が発覚。
聞き取りに対し男性は、「個人のカードと間違えて使い、そのままずるずると感覚がまひした」と話し、その後、給油代は全額返済したということです。