2019年に神戸市立の中学校で男子生徒が同級生からいじめを受けていた問題で、男子生徒の両親がきょう、久元市長宛てに再調査を求める要請書を提出しました。
代理人弁護士などによりますと、2019年6月、神戸市立の中学校で、当時1年だった男子生徒は同級生に廊下で足をかけられ鉄製の手すりに顔をぶつけて、けがをしました。その後、不登校になり、転校を余儀なくされた上、けがが原因で、今も記憶障害などがあるということです。
市の教育委員会が設置した第三者委員会はことし報告書をまとめ、いじめがあったと認めていますが、報告書には、中学校側がいじめを把握していなかったなどとする内容が記されていて、両親は、調査が不十分だと主張しています。
要請書の提出を受け、神戸市は、「適切に対応したい」としています。