丹波市では、特産品の秋の味覚「ヤマノイモ」がシーズンを迎え、全国各地に向けた出荷が始まりました。
丹波市氷上町を中心にした丹波地域では、昼と夜の寒暖差が大きいこの時期にヤマノイモの収穫が始まります。
粘土質の土壌と霧が多い気候は栽培に適していて、現在、70軒の農家がおよそ7ヘクタールの農地で栽培しています。
収穫されたヤマノイモは出荷場でサイズ別に選別されていきます。
すりおろして「とろろ」にしたときの特有の強い粘りが人気で、「丹波山の芋」のブランド名で出荷されます。
ことしは8月に雨が適度に降るなど、天候に恵まれたこともあって出来は上々で、およそ60トンの収穫を見込んでいます。
ヤマノイモの収穫は11月末頃まで行われ、全国に贈答品として出荷されるほか、直売店でも販売されます。