南海トラフ巨大地震などを想定した津波避難訓練が、2日、兵庫県内の浸水想定区域にあたる18の市と町で一斉に行われました。
このうち、神戸市垂水区の神戸聴覚特別支援学校で行われた訓練では、地震を知らせるアナウンスを聞いた教諭が、身を守る行動を取るよう児童に手話で呼び掛けました。
この後、多目的室までの避難を終えた小学部の児童16人は、東日本大震災を機に、聴覚に障害がある人にも視覚で危険を伝えられるよう運用が始まった「津波フラッグ」について、気象庁の職員から説明を受けました。
(訓練を終えた児童)
「アラームの音だけが出ても聞こえないから、津波フラッグがあれば”津波が来たよ”というお知らせがすごく分かりやすくて助かります」
兵庫県内での津波一斉避難訓練は、津波防災の日、世界津波の日の11月5日に合わせて、毎年この時期に実施されています。