神戸連続児童殺傷事件の資料廃棄 遺族が家裁に調査求める

  • X
  • Facebook
  • LINE

25年前の神戸連続児童殺傷事件に関する資料を神戸家庭裁判所が全て廃棄していた問題で、遺族が詳しい経緯の調査を求める要望書を裁判所に提出しました。

神戸家庭裁判所に要望書を提出したのは、1997年の神戸連続児童殺傷事件で息子の淳君(当時11)を亡くした土師守さんです。

事件では、当時14歳の少年によって淳くんを含む小学生5人が殺傷され、少年法が改正される契機にもなりました。

最高裁は史料的な価値の高い事件の記録は事実上永久保存するよう定めていますが、神戸家裁は2011年に全ての資料を廃棄した可能性が高いと明らかにしています。

土師さんは、資料の廃棄について「非常に驚くとともに激しい憤りを感じる」として、詳しい経緯の調査を求めています。要望を受け、神戸家裁は「コメントは差し控える」としています。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。