■高校アメフト兵庫県大会決勝
啓明学院10-0関西学院/10月23日
兵庫県大会決勝戦は、過去6年間に3回ずつ優勝している啓明学院高校セインツと関西学院高等部ファイターズの対戦となった。
両校とも1Qから鉄壁のディフェンスで相手の攻撃を封じ、緊迫した展開となった。
2Qに啓明は27ヤードのフィールドゴールを決め、3-0とリードしたが、ともにタッチダウンを奪えないまま試合は4Qへ。
啓明は4Q残り7分26秒からRB中作が40ヤードを独走し、大きくゲインした。
さらにQB庄司からWR百田へ30ヤードのタッチダウンパスが成功。キックでのトライフォーポイントも決めて、啓明が10-0とリードを広げた。
関学は試合終了まぎわ、QB片境がロングパスを試みたが、啓明のDB豊野がインターセプトし試合を決めた。
啓明は2年連続4回目の優勝。
キャプテン百田は、「(タッチダウンパスは)いつもQBの庄司と練習していたプレーなので、取れて良かったです」と語った。
■プライドのぶつかり合い
兵庫県内にはアメリカンフットボール部を持つ高校が10校ある。
サンテレビは今回初めて兵庫県大会決勝を中継(録画)し、10校のチーム紹介映像も流した。
中継の解説を務めた県立宝塚東高アメリカンフットボール部顧問の山下広樹さんは、「プライドのぶつかり合った高校生らしい素晴らしい試合でした」と両校を讃えた。
11月から始まる全国大会には両校とも出場し、啓明は初の、関学は19回目の全国一を目指す。
(浮田信明)