兵庫県播磨町の県立考古博物館では、丹波焼誕生の謎を探る特別展が開かれています。
日本六古窯の一つとして知られている「丹波焼」は、今では平安時代末期から鎌倉時代初期の発祥とされていますが、発見から長い間、その始まりについては謎に包まれていました。
兵庫県立考古博物館で開かれている特別展では、1977年に行われ、丹波焼の始まりを解明するきっかけとなった三本峠北窯跡の発掘調査について紹介。
出土した菊花文や、蓮弁文などの絵が刻まれた刻画文陶器が展示されています。
この他、会場では丹波焼の誕生に影響を与えた愛知県の常滑焼や渥美焼なども展示されています。
特別展「丹波焼誕生-はじまりの謎を探る-」は兵庫県立考古博物館で11月27日まで開催されています。