国内最古といわれる明石市の石造り灯台の復元作業が終了し、完成式が行われました。
旧波門崎燈籠堂の完成式には明石市の泉房穂市長らおよそ30人が出席しました。
江戸時代の1657年に建てられた旧波門崎燈籠堂は石造りの灯台としては国内最古のもので石垣は国の有形文化財に登録されたのち現在は市の有形文化財に指定されています。
今回の復元工事は1908年に発刊された宮内庁の書籍から燈籠堂が見つかったことで実施され、写真の通り石垣から上を木製につくり直しました。
また、昭和初期にコンクリート製につくり変えられた燈籠部も燈籠堂の変化を知る上で貴重な資料として横に展示されています。
旧波門崎燈籠堂はすでに灯台としての役目を終えていますが、明石市は午後10時までライトアップするなどして新たな観光名所として周知していくとしています。