殺人と監禁死で無期懲役確定へ 最高裁が51歳被告の上告を棄却

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最高裁第2小法廷は、兵庫県姫路市の男性作業員ら3人の死亡に関与したとして殺人などの罪に問われた中村こと陳春根被告の上告を棄却する決定をしました。無期懲役とした一審、二審の判決が確定します。

韓国籍の陳春根被告(51)は2010年から2011年にかけ、実行役とされる別の男と共謀し、姫路市の男性作業員(当時37)ら3人を殺害するなどしたとして殺人などの罪に問われていました。

事件を巡っては3人のうち2人の遺体は見つかっておらず、これまでの裁判で陳被告はほぼ全ての事件について関与を否定。
審理期間が207日と過去最長(当時)の裁判員裁判となった一審の神戸地裁姫路支部は2018年、広告会社役員の男性(当時50)に対する殺人のみ無罪とした上で、無期懲役を言い渡し、二審の大阪高裁もこれを支持しました。

弁護側は上告していましたが、最高裁第2小法廷の岡村和美裁判長は10月12日付けで上告を棄却する決定をしました。

殺人1件については無罪とし、無期懲役とした一審、二審判決が確定します。

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