兵庫県姫路市の美術館では、現代美術家・杉本博司さんの作品と重要文化財を一緒に展示する「本歌取り」をテーマにした企画展が開かれています。
この企画展は「本歌取り」をテーマに現代美術家の杉本博司さんの作品とともに杉本さんが着想を得た既存の文化財を一緒に展示するものです。
「本歌取り」は先人の優れた作品から一部を取り出し、新たな作品を生み出す伝統的な和歌の技法で会場では、「本歌」となる本物の作品やパネルの横に杉本さんが作った作品が並びます。
こちらは、円教寺が所蔵する「性空上人坐像」。横には、杉本さんがこの像を撮影し、和紙にプリントした写真が飾られています。
このほか杉本さんの個人のコレクションや貴重な文化財などを同時に鑑賞することでき、杉本芸術の世界を楽しむことできます。
展示会は11月6日まで姫路市立美術館で開かれています。