明石市の天文科学館で、国内最古のプラネタリウムが12年ぶりに「オーバーホール」と呼ばれる分解整備が行われることになり、ドイツから専門技術者が来日しています。
明石市の天文科学館のプラネタリウムは1960年の開館から60年以上にわたって使用され、これまでに延べ900万人以上を楽しませてきました。
プラネタリウムはドイツのカールツァイス・イエナ社製で、国内に現存する中では最も古く、29日からオーバーホールと呼ばれる分解整備が行われています。
オーバーホールは10年に1度の頻度で実施されていましたが、新型コロナの影響で延期となり今回が12年ぶりで作業はドイツからカールツァイス社の社員を招いて行われています。
予備調査では月の満ち欠けに3日のずれがあったり、投影される星が振動するなどの不具合が確認されたものの、全体的には大きな問題はなく、状態は良好だということです。
オーバーホールは10月23日まで行われ、プラネタリウムは25日から再開される予定です。