JR加古川線の利用促進へ 停車中の車両で「電車ミーティング」県内で初めての取組み

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一部の区間で赤字が公表されたJR加古川線の利用促進について考える意見交換会が28日、駅に停車中の車両内で行われました。県内のJRローカル線では初めての取り組みだということです。

丹波市にあるJR加古川線の終点「谷川駅」に、エメラルドグリーンに塗装された電車が入ってきました。

丹波県民局が主催したこの意見交換会には沿線の市やJR西日本などでつくるワーキングチームのほか、観光協会のメンバーらおよそ30人が参加。

谷川駅に停車中の車両内でおよそ1時間、加古川線を取り巻く現状や地域の活性化に向けたアイデアについて意見を交わしました。

県内のJRのローカル線で、こうした取り組みは初めてだということです。

ことしJR西日本が公表したローカル線の収支で、加古川線では西脇市駅から谷川駅までの区間が赤字となっていて、28日は加古川線を使って小中学生向けの遠足を行うことや内装に地元の木を使うなど乗ること自体を楽しむ電車を走らせることで、地域の活性化につなげたいといった意見が出されました。

ワーキングチームは今回の意見を参考に、加古川線の維持と利用促進に向けて議論を重ねるということです。

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