丹波篠山市にある兵庫陶芸美術館では、フランスのガラス工芸家「ルネ・ラリック」の特別展が開かれています。
ローマ神話に出てくるワインの神「バッカス」の巫女が、ガラスならではの淡い色で表現されたこちらの花瓶。
フランスを代表するガラス工芸家ルネ・ラリックの作品です。
19世紀末から20世紀前半に活躍したルネ・ラリックは、ガラスの透明性を生かした新鮮なデザインや、鋳型を駆使した独自の製法を使った作品が特徴的で、「アールデコ」と呼ばれる新しいデザイン様式を象徴するとされています。
この特別展は、世界屈指のガラスコレクションを所蔵している長野県の北澤美術館から代表的な名品を厳選して開催されたものでルネ・ラリックの作品182点が展示されています。
特別展「北澤美術館所蔵ルネ・ラリックアール・デコのガラスモダン・エレガンスの美」は、11月27日まで開かれています。