19日、大型の台風14号が兵庫県に最接近し、県内では暴風による被害が相次ぎました。
きのう、県内では台風14号の暴風域に入り、たつの市で、60代の男性が、強風にあおられて転倒し、足首と腰の骨を折るなど、 人が重軽傷を負いました。
午後には姫路市の家島で33・7メートル、宍粟市で27・1メートルの最大瞬間風速を記録。いずれも観測史上最大となりました。
また、高潮警報の発表により、播磨町では、沿岸部の7262世帯1万5793人を対象に避難指示が出さ、避難所が開設されました。
台風の接近と満潮が重なり、午後7時ごろには海は大荒れとなりました。
交通機関にも影響が出ました。
山陽新幹線は午後2時ごろから順次運転を見合わせ、新神戸駅では午後5時までにすべての運転を取りやめました。JR神戸線は午後6時ごろには運転を取りやめました。
20日午前9時に台風14号は温帯低気圧に変わり、神戸の街は青空に包まれました。
また、JR西日本の神戸線の運行も再開し、通勤客の姿が見られるなど日常の風景が戻ってきました。