5人死傷の船舶事故 男性船長からアルコール分検出

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兵庫県神戸市の沖合で、船を誘導するためのボートが防波堤に衝突し、船長ら2人が死亡し3人がけがをした事故で死亡した船長からアルコール分が検出されたことが分かりました。

9月4日、神戸市中央区の神戸新港で外国の大型船などを港湾に誘導する水先案内人を運ぶパイロットボートが防波堤に衝突し52歳の男性船長と71歳の水先案内人の男性が死亡し、船員の3人がけがをしました。

運航会社によりますと神戸海上保安部が行った司法解剖の結果、船長の体内からアルコール分が検出されたということです。

また、運航会社では出勤時にアルコール検査の結果を報告するよう定めていましたが事故を受け調査したところ検査の有無や結果をリアルタイムで把握することができない不備があったということです。

事故当時、誰がパイロットボートを操縦していたのかは特定できていませんが、神戸海上保安部は業務上過失致死傷などの疑いもあるとみて当時の状況や事故の原因を調べています。

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