五穀豊穣と家内安全を願う伝統行事「久谷ざんざか踊り」が15日、兵庫県新温泉町の神社で奉納されました。
新温泉町久谷地区の「久谷ざんざか踊り」は、但馬地域の5カ所に残る「ざんざか踊り」のひとつで、およそ450年前に始まったとされ、県の重要無形民俗文化財に指定されています。
15日はまず、久谷八幡神社で、14歳から53歳までの踊り手8人が、縞絣の単衣姿に一文字笠をかぶり、腰につけた平太鼓を叩きながら、「ザンザカザットウ」の掛け声とともに踊りを奉納。 その穏やかな動きは、但馬の中で最も古い形が伝えられているということです。
本来なら踊り手たちは地区内の家も回りますが、コロナ禍の影響で地区内の数カ所の辻だけで踊りを披露していました。