加古川市の60代の男性がタブレットに届いたメールをきっかけに現金およそ3800万円を騙し取られていたことが分かりました。男性は少なくとも1000回にわたって指定の口座に現金を振り込むなどしていたということです。
加古川署によりますとことし1月、加古川市に住む69歳の男性のタブレットに「日本の子どもがアメリカで大きな手術をするため手術費を募っている」などと知らないアドレスからメールが届きました。
男性はことしの8月13日まで何者かとメールでやり取りし、少なくとも1000回にわたって指定された口座に振り込んだり、電子マネーを購入するなどし、現金合わせておよそ3800万円を騙し取られました。
男性は家族と暮らしていましたが、親族が、男性の様子がおかしいことに気付き、被害届を出したということです。
警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに「不審な電話やメールがあったら家族や警察に相談して欲しい」と注意を呼びかけています。