兵庫県三田市の人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」の男性従業員が、運営会社に未払いの賃金などおよそ3100万円の支払いを求めて神戸地裁に提訴したことが分かりました。
訴えによりますと、「パティシエ エス コヤマ」の30代の男性従業員は2003年に入社後、日常的に早朝から深夜までの勤務が続きましたが、月給は手取りで20万円ほどだったということです。
時間外労働は多い時で月に342時間にも及んだということで、男性は2021年うつ病を発症しました。
男性は過去の残業代の支払いについて運営会社と協議しましたが、回答がなかったため、未払いの賃金や慰謝料など計約3100万円の支払いを求めて提訴しました。
エスコヤマの代理人弁護士は「現時点でお答えすることはない」としています。