兵庫県は8月18日、昨年度の決算を発表しました。新型コロナウイルス対策の経費が増えたことにより、歳入・歳出ともに2年連続で過去最大を更新しました。
兵庫県によりますと2021年度の歳入総額は3兆1700億円、歳出総額は3兆1373億円でいずれも2年連続で過去最大を更新しました。
歳入では製造業や小売り業を中心に企業業績の回復に伴う法人事業税などが増加し、県税は過去最高の8737億円となっています。
実質収支は34億1500万円で、1992年度以降最も大きい黒字となりましたが、借金にあたる県債の実質的な残高は3兆1000億円余りあり、依然として厳しい財政状況が続いています。