兵庫県神戸市は、新型コロナの陽性となった妊婦や透析患者を受け入れる体制を強化するため、市内の医療機関を対象に支援金を給付すると発表しました。
神戸市によりますと、妊婦が陽性となった場合、医療スタッフへの感染リスクが高いことから、8月に入り、かかりつけ医での受け入れができず保健所の入院調整に時間がかかったり、自宅での出産を余儀なくされたりしたケースがあったということです。
このため、出産の受け入れ体制を強化しようと、妊婦を受け入れた病院には1人につき30万円を、また、かかりつけ以外の妊婦を一カ月に1人以上受け入れることを条件に、ひと月あたり150万円を支援するということです。
透析患者については、対応できる医療機関が少なく、かかりつけ医での受け入れが困難となった場合に入院調整が難航するため、通院もしくは入院で患者を受け入れた医療機関へは、1日当たり1万2000円を支援するということです。