明石市長が企業の課税データをツイッターに無断で投稿した問題で、市議会の議員らは、秘密の漏えいに当たる疑いが強いとして8日、市長を神戸地検に刑事告発しました。
地方税法違反の疑いで神戸地検に告発状を提出したのは、明石市議や兵庫県議のほか市民ら合わせて33人です。
明石市の泉房穂市長はことし2月、ツイッターに市内に工場がある企業の課税データを無断で投稿しました。
後に削除しましたが、市議会は地方税法が定める守秘義務に違反する疑いがあるとして、百条委員会を設置し、「秘密の漏えいに当たる疑いが強い」とする報告書を賛成多数で可決していました。
泉市長はこれまで「不適切ではあったが法令違反ではない」とし、「市民の知る権利に寄与するためだった」と説明しています。