■阪神 6-0 ヤクルト/7月29日
阪神はロドリゲスの来日1号、大山の21号などで快勝。
今季初めて貯金「1」とした。
■甲子園で投げた幸せ
7月29日のサンテレビ ボックス席は、昨季で現役引退した岩田稔氏がゲスト解説者として初登場した。
放送席から見た甲子園球場の印象を問われて、
「きれいですね。こんな中でやってたんだ、幸せやったなという感じがすごくある。いろんな球場で投げたが、甲子園で投げて勝つのは全然(他と)違う。歓声もすごく、力になった」と振り返った。
■12球団一の投手陣
阪神先発の西勇輝について岩田氏は、
「きょうはボールが低めに安定しているので、心配することはないとみています」。
4回、西は一死1、2塁のピンチを背負ったが、5番サンタナを低めの球で見逃し三振に打ち取った。
岩田氏「(西は低めの)あそこの高さに集めてたから、審判はストライクの判定をした。あれが、たまに行く高さだったら、たぶんボールと言われている」。
阪神投手陣について岩田氏は、
「借金16を取り返せたのは、投手陣の踏ん張りだと思う。
(先発)6人の枠に入るのはチーム内の競争なので、コイツには絶対に負けへんと、みんな気持ちの中では持っている。その相乗効果はバチバチに起きてると思いますね」
■手伸びゾーンに甘い球
4回、阪神の新外国人選手ロドリゲスが打席へ。
村上昂輝アナ 「岩田さんは、初対戦の外国人選手に対して、何に気を付けていましたか?」
岩田氏「僕は"手伸びゾーン"に行かないようにしていました」
その直後、ロドリゲスが小川の4球目を叩くと、打球はレフトスタンドに突き刺さった。
村上アナ「ちょうど今のが、手伸びゾーン…」
岩田氏「そうですね、甘々のボールです」
真弓明信氏「完璧な失投だけど、それをヒットではなく、ホームランにするのは大きい」
8回には大山の21号で5-0に。
真弓氏「ほんとにいい流れで、あした、あさっての試合が楽しみになりましたよ」
■何でもできる証明を
岩田氏は1型糖尿病を持ちながらプロ野球で活躍した。
「1型糖尿病の患者や親御さんに、自分が(プロ野球で)活躍して、何でもできるという証明をするために、結果を出さないといけなかった。
最初の3年は結果を出せなかったが、(その後は)何とか結果を出せて、(1型糖尿病の啓蒙や社会貢献など)活動もできるようになって良かったと思う」
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サンテレビ では、7月14日の巨人戦から13試合連続で阪神タイガースの中継を行なっている。
ここまで13試合中、11試合を消化して、成績は8勝2敗(1試合が雨天中止)と好調。
ついに借金を返して、貯金ができた。
週末の2試合も勝ちたい!
(浮田信明)