えべっさんの総本社・西宮神社では、夏の暑さに負けないよう無病息災を願う「夏祭」が開かれています。
西宮神社の「夏祭」は江戸時代に始まったとされていて、毎年7月20日に行われ、例年1万人以上が訪れるということです。
拝殿前に塩や酒で清めた熱湯の入った釜が並べられ、白装束をまとった巫女がササを使って参拝者に湯を振りまく「湯立神楽(ゆたてかぐら)」の神事が行われました。
巫女が笛や太鼓の音に合わせて熱湯の中にくぐらせたササを勢いよくふり上げると、参拝した人たちは頭を下げ、しぶきを浴びて無病息災などを願っていました。
午後6時からは「えびす万燈籠祭」が開かれ、330基の石灯籠とおよそ5000個のろうそくに火がともされ、境内を幻想的に彩ります。