兵庫県立神戸高塚高校で、女子生徒が遅刻指導中の教師が閉めた校門に挟まれて死亡した事件から6日で丸32年となり、現場で追悼集会が開かれました。
事件のあった神戸市西区の県立神戸高塚高校の正門では、訪れた市民らが花を手向けました。
1990年7月6日、1年生だった石田僚子さん(当時15)が、遅刻指導をしていた男性教師が閉めた校門に頭を挟まれて亡くなりました。
当時、神戸高塚高校では遅刻をした生徒に校庭を走らせるなどの罰則を課していて、事件は管理教育のあり方を問うきっかけとなりました。
発生から32年を迎え、事件の起きた午前8時半には、集まった人たちが石田さんの冥福を祈りました。集まった人たちは、悲惨な事件を繰り返してほしくないと願い、手を合わせていました。