兵庫県尼崎市は全市民およそ46万人の個人情報が入ったUSBメモリーが一時紛失した問題を受けて、原因や再発防止策を検討する委員会を設置し、4日、初会合を開きました。
この調査委員会は、USBメモリーが一時紛失した問題をめぐり原因を検証するとともに再発防止策を検討しようと尼崎市が設置したもので初会合には、自治体などの情報セキュリティー保護に携わる識者ら3人が出席しました。
尼崎市は6月23日、委託業者の関係者が全市民およそ46万人の個人情報が入ったUSBメモリーを持ち出し紛失したと発表しました。
翌日に見つかりましたが、USBメモリーを持ったまま社員が飲酒し泥酔したほか、委託業者が市に許可を得ず別の業者に業務を再委託するなど不適切な管理が明らかとなりました。
7月4日の委員会の冒頭で稲村和美市長は「委託業者にも協力を仰ぎ市も調査に全力を尽くす」と述べました。 委員会では今後、委託業者への聞き取りを行うことなども検討し、半年以内に答申したいとしています。