クボタショックからまもなく17年 遺族らがアスベスト被害の救済訴える

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尼崎市にあるクボタの工場で使用されていたアスベストによる被害者の救済を求めて、遺族らによる集会が開かれました。

いわゆる「クボタショック」によるアスベスト被害の救済と根絶を目指す集会は毎年開かれ、
17回目を迎えたことしは、稲村和美市長や被害者の遺族らおよそ120人が犠牲者に黙とうを捧げました。

兵庫県尼崎市では2005年、クボタ旧神崎工場周辺でアスベストによる中脾腫などの健康被害を訴える住民が相次ぎ、クボタは工場から半径1・5キロに含まれる被害者372人に対して1人あたり最高で4600万円の補償を決めています。

集会では補償の範囲外となっている工場の南南西に2.2キロ先まで被害が確認されていることなどから、参加者らが補償の拡大が必要だと訴えました。

現在クボタへ請求している被害者の数は398人にのぼっています。

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