昨年度の最終損益が2年連続の赤字となったJR西日本は23日、大阪市内で株主総会を開きました。
大阪市内のホテルで開かれたJR西日本の株主総会で、長谷川一明社長は2005年のJR福知山線脱線事故に触れ、「安全性の向上に向けたゆまぬ努力を積み重ねていく」と述べました。
JR西日本は、新型コロナウイルスの感染再拡大の影響で鉄道利用が落ち込み、2021年度の最終損益が1131億円の赤字となり、2020年度に続き2年連続の赤字になりました。
また、2022年4月には利用者が少ない赤字ローカル路線の収支を初めて公表。 兵庫県関連の4路線6区間も含まれていて沿線の自治体から存続を求める声が上がりました。
JR西日本は、「アフターコロナの需要を取り込み、2022年度は黒字化を目指す」としています。