兵庫県内の教員らで構成する兵庫教職員組合は教員不足の実態を調べる為のアンケートを実施し、県内の小中学校で合わせて168人の教員が不足しているとする調査結果を公表しました。
兵庫教職員組合は神戸市を除く県内40の市町の教育委員会を対象に、5月16日時点で教員不足の実態を調査するアンケートを実施しました。
その結果、常勤教師については小学校で60人、中学校で42人、非常勤では、小学校で24人、中学校で42人が不足していて合わせて168人が未配置となっている状況が報告されたということです。
未配置の理由として「年度始めから定員が不足している」や「病気で休んだ教師の代わりが見つからない」などが挙げられていて、学校現場では、専門科目の教師らが学級担任をカバーすることもあるということです。
兵庫教職員組合は病気による休職者が多いことから、教師たちの働き方の改善について、文部科学省にも働きかけていきたいとしています。