衆議院の選挙区見直しを検討していた政府の審議会は「1票の格差」を是正する区割り改定案を示しました。兵庫県でも区割りが変更されることになります。
改定案では、伊丹市や宝塚市、川西市の南部で構成する兵庫6区のうち川西市の一部の地域を分割し、豊岡市や三田市などで構成する兵庫5区に統合します。
新たに5区に組みこまれるのは、川西市の西部にある「清和台」や「けやき坂」を中心とした地域で市によりますと有権者数はおよそ1万6000人です。
兵庫6区は、去年行われた衆院選で、有権者数が県内最多のおよそ46万5000人となり、全国で最も少ない鳥取1区との格差が2倍を超え、見直しの対象となりました。
区割り変更の方針を受け、川西市民はー川西市では、2017年にも選挙区エリアが変更となっていて、川西市の越田謙治郎市長は、「分割への解消を求めてきましたが、一切考慮されない結果となっており遺憾。改めて選挙区分割の解消を求める」とコメントしています。