兵庫県養父市大屋町の明延鉱山で1日、坑道で熟成させる日本酒の蔵入れなどが行われました。
かつて日本一のスズ鉱山だった養父市大屋町の明延鉱山。 その坑道は年間を通して気温が12度ほどに保たれ、日本酒を熟成させるのに適した環境とされることから、酒造会社の山陽盃酒造が坑道内に日本酒を熟成させる蔵を設置しています。
1日は、今シーズン醸造された純米吟醸酒「仙櫻」の蔵入れ式などが行われ、蔵を開いて、「仙櫻」を蔵入れしました。また、純米酒「明延」も蔵入れをすると同時に、去年蔵入れした「明延」の蔵出しも行い、関係者が熟成した味を確かめていました。
1日、蔵入れした「仙櫻」は、10月下旬に蔵出しされますが、すでに予約が多く入っているということです。
一方、明延は1年間坑道内で熟成された後、養父市内の酒店などで販売されます。