兵庫県は、トヨタ自動車と協力して燃料電池自動車の実証実験を行うと発表し、20日、トヨタが独自に開発した車が県に貸し出されました。
この実証実験は県とトヨタ自動車が環境に優しい燃料電池自動車の活用方法を検証しようと行うもので、市販車をベースにトヨタが独自に開発した車が20日から3カ月間、公用車として県に無償で貸し出されます。
車は水素を燃料に電気を発電しながら走る燃料電池自動車で、二酸化炭素を排出しません。また、公用車として後部座席で仕事ができるよう、ウェブ会議カメラやモニター、WiFiルーターのほかパソコンが置ける折り畳みテーブルなどが搭載されています。
燃料電池自動車は災害時におけるバックアップ電源としても活用が期待されていて、県とトヨタ自動車は今回の実験を通して実用性や改良点を検証していくとしています。