兵庫県南あわじ市では、子どもたちに夢を持つことの大切さを知ってもらおうと、オリンピックで金メダルを獲得した「世界最強」の兄妹を招いて特別授業が行われました。
16日、南あわじ市立沼島(ぬしま)小学校と沼島中学校の合同で行われた特別授業の講師を務めたのは、去年の東京オリンピックで、兄妹そろって金メダルに輝いた、柔道の阿部一二三(ひふみ)選手と阿部詩(うた)選手です。
南あわじ市の小中学校では、「夢プロジェクト」と称して、努力することや夢を持つことの大切さを知ってもらおうと年に数回、スポーツ選手や文化人などを講師として招いた特別授業を行っています。
授業では、兄の一二三(ひふみ)選手が、試合に勝つための心構えを伝授。
また、妹の詩選手は、柔道部の男子生徒を相手に、世界一の投げ技を披露しました。
投げ技を受けた生徒
「スピードがめちゃめちゃ速くて、いままで受けたことのない一本背負いでよかった。」
そのあとは、質問コーナーも。
Q・どうやったら強い柔道をできるんですか?
阿部一二三選手
「玉ねぎをいっぱい食べたら強くなると思います。」
「自分自身が夢やそういう思いになってもらえるならよかった。
僕たちもまた頑張ろうと思った。」
阿部詩選手
「小さな小学生や中学生に夢と希望を与えられる機会や話をする機会ができてよかった。」
2人は、「2年後に迫ったパリオリンピックで連覇したい」と決意を語っていました。