兵庫県神戸市の久元喜造市長は、5月11日の定例会見でツイッターのアカウントを削除した理由について「事実無根の書き込みなどメリットを上回るデメリットがあった」と述べました。
神戸市の久元市長は2013年からツイッターを始め、フォロワーはおよそ3万人に上りました。
市政や自身の考えについて積極的に発信してきましたが、4月27日に「事実無根の書き込みに悩んだ」「近日中にアカウントを削除します」などと投稿し、数日後にアカウントを削除しました。
久元市長は、削除の理由について「市長の立場で、特定のユーザーをブロックしてまで続けることに躊躇した」と説明した上で、神戸市長として発信を行ったものの、あくまでプライベートなものという認識だったと述べました。
久元市長は「ツイッターは市民の意見を直接聞ける貴重な場」だったとして、今後、別の手段を検討していきたいとしています。