神出病院の第三者委員会の報告書「患者の人権を軽視する風土あった」

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兵庫県神戸市の精神科病院で、患者への虐待が繰り返し行われていた問題について、第三者委員会は2日、「患者の人権を軽視する風土があった」とする報告書を発表しました。

神戸市西区の神出(かんで)病院では、元看護師ら6人が2018年から2019年にかけて複数の男性患者に対し、虐待を繰り返していたとして、逮捕・起訴され、有罪判決を受けました。

事件の背景や再発防止策を検討するため病院側は、第三者委員会を設置し、調査を進めてきました。

2日発表された報告書では、逮捕された元看護師ら以外にも、複数の職員が日常的に患者への虐待行為を行っていたとした上で、「長年にわたる利益至上主義の経営体制の中で、患者の人権を軽視する風土が病院内に形成された」と指摘しました。

神出病院は、「提言を真摯に受け止め、改革・改善を進めていく」としています。

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