JR西日本が利用者が少ないローカル線の収支を公表したことを受け、兵庫県は4月27日、地域の鉄道を維持するための協議会を設置すると発表しました。
JRローカル線の維持と利用促進を検討する協議会は県と市や町、それにJR西日本や観光事業者などで構成されるもので、2022年5月以降、年度内に3回の開催が予定されています。
JR西日本が公表したローカル線の収支で、兵庫県内では山陰線や加古川線など4路線6区間で赤字となっていて、県内の市長らからは路線が維持されるのか不安の声が上がっています。
斎藤知事:「欠くことのできない公共交通機関ですので、どのように活性化していくかという議論をこれからしっかりやっていきたい」
この他、協議会では赤字となっている4つの路線の実情に合わせた検討を行うため、県民局を事務局にしたワーキングチームを設け、議論を重ねるとしています。