三菱電機は、兵庫県赤穂市の工場で製造した3000台余りの変圧器について、40年間にわたって取引先が求めた基準を満たさない不正な検査を行っていたと明らかにしました。
不正な検査が行われていたのは、三菱電機の赤穂市の工場で製造した変圧器3384台で、1982年からこ2022年3月までの40年間、国内外の電力会社などに納入されていたということです。
三菱電機によりますと、高い電圧をかけ製品が耐えられるかどうかを確認する検査を顧客が求める水準より低い電圧で行っていたほか、温度上昇試験で基準値の温度を超えていながら下回ったと虚偽の記載をしていました。
三菱電機では検査不正問題が相次ぎ、2021年7月に調査委員会による全社的な調査が始まっていましたが、調査中も不正な検査が続いていたことになります。