兵庫県の伝統的工芸品に指定されている杉原紙（すぎはらがみ）の原料となるコウゾを冷たい川にさらす作業が兵庫県多可町（たかちょう）で最盛期を迎えています。

多可町加美区の杉原紙研究所では奈良時代から伝わるとされる昔ながらの製法で特産の高級和紙「杉原紙（すぎはらがみ）」を作っています。

原料となる木・コウゾの樹皮を冬の冷たい川に叩きつけて細かい汚れを落としあくを抜くことで、自然な白さになるということです。

このあとコウゾを日光に当てながら乾かすことで、より白く、上質な和紙に仕上がるということです。

この川さらしの作業は3月下旬ごろまで続きます。