■2新人が加入
阪神球団が運営するクラブチーム「阪神タイガースWomen(ウィメン)」(以下TW)が2月5日、西宮市の鳴尾浜球場で今年初の全体練習を行った。
TWは昨年創設され、1年目の成績は15勝2敗。 関西の大会では無敵を誇ったが、全国2大会ではいずれも関東の強豪チームに敗れた。
昨年のチームから中軸バッターの村松珠希捕手と正ショートの生尾宝内野手が抜け、ルーキーの日野口加奈外野手(173cm 兵庫・蒼開高)と前田葵内野手(170cm 岐阜第一高)の大型選手2名が入団した。
また新たに投手コーチとして球団職員の鶴直人氏(阪神在籍2006~16年)が加わった。
5日の全体練習には前田葵を除く全選手17名が参加し、冷たい風が吹く中、キャッチボール、ランニング、打撃練習、守備練習などに取り組んだ。
選手はそれぞれオフの課題を与えられていて、野原祐也監督(阪神在籍2009~12年)は練習後、「しっかり動けていた」と評価。 「今年は全国大会での優勝を目指す」と決意を語った。
2022年 阪神タイガースWomenメンバー(◎は新入団)
■新チームが続々
女子硬式野球の新チーム結成が各地で相次いでいる。
プロ野球・巨人は昨年、女子チームの結成を発表。
4選手が入団し、2023年の活動スタートを目指している。 NPB球団が結成した女子チームは、西武(2020年)、阪神(2021年)に次いで3チーム目となる。
このほか広島県や福岡県などでも新チームが結成されている。
TWの三浦伊織キャプテンは「女子チームが増えて、私たちも野球をしたい女の子たちのために頑張る」と語った。 (浮田信明)