神戸市が計画する王子公園の再整備を巡り、計画の見直しや説明を求める市民集会が開かれました。
集会は、王子公園の再整備について意見を交わそうと市民団体が開いたもので、2月6日は、近隣住民などおよそ150人が出席しました。
王子公園は、1950年に整備され、翌年に王子動物園が開園しました。
1995年の阪神淡路大震災では物資の拠点や、避難場所として使われるなど、神戸市民にとって重要な役割を果たしてきました。
市は、老朽化などを理由に再整備を計画していて、動物園の遊園地エリアやプールを廃止して大学を誘致するほか、アメリカンフットボールのスタジアムの建設を予定しています。
集会では、陸上トラックをなくすことに反対する意見や、大学誘致よりも動物園を充実させるべきという声が聞かれました。
会では、市に計画内容について詳しい説明を求める署名活動をしていて、3月をめどに提出するとしています。