沖縄・宜野座でのキャンプも20年目を迎えました。ことしは人数制限こそあるものの有観客で行われているキャンプ。
2月1日の練習前には、宜野座村から歓迎セレモニーが開催され、矢野燿大監督に花束が贈呈されました。
矢野監督は「今年は寅年。僕たちが日本一になり、日本中に笑顔を届けられるような未来を想像し、この1カ月を厳しく、苦しい練習をみんなで楽しんでいきたい」と述べました。
セレモニーのあと、チームは初日から声をかけながら精力的に守備練習を行いました。
また、ブルペンもにぎわいを見せました。昨シーズン、6勝9敗に終わった西勇輝投手が、1番乗りでブルペン入り。初日から100球を投げ、今年にカケル意気込みを見せました。
開幕投手に名乗りを上げる、昨シーズン最多勝の青柳晃洋投手も初日からブルペンへ。来シーズン15勝を目指します。
青柳投手は「今日は30球しか投げていないが、全球種投げることができたのはよかった。来シーズン開幕ローテーションを目指すというよりは、来シーズン1戦目にいいピッチングができるような準備に入りたい」と意気込みを語りました。
期待のルーキー鈴木勇斗投手(ドラフト2位:創価大)と桐敷拓馬投手(ドラフト3位:新潟医療福祉大)も揃ってブルペン入り。独特のフォームからキレのあるボールを投げ込む鈴木。しっかりした下半身から馬力のあるボールを投げる桐敷。矢野監督も2人の投球をチェックしていました。
メイングラウンドでのフリーバッティングで輝きを見せたのはマルテ選手。矢野監督1年目のシーズンから幾度もチームに勝利をもたらせた助っ人は、気合十分。この日は44スイングで11本のサク越えを放ちました。
一方、高知・安芸でもキャンプがスタート。花束を受け取った中野拓夢選手は下半身のコンディション不良のため、別メニュー調整。
安芸のブルペン1番乗りは、移籍2年目となる仁保旭投手。初日から155球を投げ、ローテーション入りを狙います。ルーキーの岡留英貴投手(ドラフト5位:亜細亜大)も初日のブルペン入り。右サイドから力強いボールを投げ込みました。
また、高卒ルーキーの中川勇斗捕手(ドラフト7位:京都国際高)はプロの先輩たちの球を受け、一歩一歩力をつけていきます。
ルーキーイヤー以来の安芸スタートとなる高山俊選手、昨シーズン41試合の出場にとどまった陽川尚将選手も黙々とバットを振り込みました。
その中で輝きを放ったのは、高卒ルーキー前川右京選手(ドラフト4位:智弁学園高)。長打力が持ち味の前川選手は、フリーバッティングで豪快なスイング。ルーキーとは思えない貫録で存在感を放っていました。
前川選手は「バッティングが一番の売りだが、守備も走塁も今まで以上の意識ではないと思うので、気持ちを入れていきたい。」と思いを語りました。
昨シーズン惜しくも優勝を逃した阪神タイガース。今年はスローガンの通り「イチにカケル」シーズンとなりそうです。
(2022年2月4日放送「熱血!タイガース党」より)
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