神戸市立須磨海浜水族園一帯の再整備を進める企業グループは11日、建設工事に着手し、施設の新たな完成予想図を発表しました。
1957年に開業した神戸市立須磨海浜水族園は老朽化のため、民間企業のグループによって水族館と公園一帯の再整備が行われることになりきのうから建設工事が始まりました。
再整備のテーマは「地域コミュニティと観光客が交流する”つながる”海浜リゾートパークの実現」で、およそ10万平方メートルの敷地に水族館や全室オーシャンビューのリゾートホテルなどが建設されます。
西日本最大級の規模となる水族館には、シャチの水槽を眺めながら食事を楽しめるレストランが開設されるほか、イルカのショーを楽しんだり直接触れ合えるコーナーも設けられます。
また、周辺の公園は既存の松林を保全し、市民が交流できる集会場などの施設も新たに整備されるということです。
現在の須磨海浜水族園は来年5月に営業を終了し、2024年春に新たな水族館とホテルがグランドオープンする予定です。