赤穂市民病院で脳神経外科の男性医師が関わった手術で、着任から1年間で8件の医療事故が起こっていたことが分かりました。病院はこのうち1件について医療過誤を認めています。
赤穂市民病院によりますと脳神経外科の男性医師は2019年7月に着任し、70代の女性患者の腰椎を手術中、誤って神経の一部を切断したということです。
女性は今も両足にまひが残っていて、病院は医療過誤を認めています。女性は、市と医師に合わせて1億1500万円の損害賠償を求める訴訟を起こしているということです。
男性医師が関わった手術では、この他にも医療事故が7件確認されていますが、外部有識者の検証で医療過誤ではないと判断されています。
男性医師はことし8月末に依願退職したということです。