尼崎市で神戸山口組の幹部を射殺したとして殺人などの罪に問われた山口組系元組員の控訴審判決で、大阪高裁は11月29日、無期懲役とした一審判決を支持し、被告側の控訴を棄却しました。
この事件はおととし11月、尼崎市で特定抗争指定暴力団・神戸山口組の幹部が自動小銃で射殺されたもので、対立する山口組系の元組員の男が殺人などの罪に問われています。
一審の神戸地裁は男に無期懲役の判決を言い渡しましたが、弁護側は有期刑が相当などと主張し控訴していました。
控訴審判決で大阪高裁は「銃を使った犯行で無期刑しか考えられない」などとして無期懲役とした1審の神戸地裁判決を支持し、被告側の控訴を退けました。