神戸大学は、最新の疫学調査で新型コロナウイルスに感染したことを示す抗体の保有率が2・1%だったと発表しました。
兵庫県の感染者数は現在確認されている数の2・5倍の可能性があるということです。
神戸大学大学院医学研究科の森康子教授らの研究グループは、第5波に入りかかったことし7月19日から先月6日にかけて兵庫県内の健康診断で提供を受けた1000人分の血液を検査しました。
その結果、すでに感染したことを示す「中和抗体」を保有していたのは全体の2・1パーセントにあたる21人だったということです。
先月6日時点の兵庫県内の感染率は0・85パーセントで実際にはその2・5倍が感染していた可能性があります。 また、研究では、ワクチン接種によって高齢者を中心に38・7パーセントが抗体を保有していることが分かりました。
研究グループは今後も検査を行い抗体の保有率を公表する予定です。