重症化リスクが高い新型コロナウイルス患者を治療する「抗体カクテル療法」が、兵庫県神戸市の市立医療センター中央市民病院で行われています。
「抗体カクテル療法」は軽症や中等症の新型コロナウイルスの患者のうち、基礎疾患があるなど重症化リスクが高い人に2種類の抗体医薬品を混ぜて点滴することで、重症化を防ぐという治療法です。 神戸市立医療センター中央市民病院では、「抗体カクテル療法センター」が設置され、運用初日の8月27日は新型コロナウイルスの患者2人に投与されたということです。
投与を受けた患者はその後、市内の宿泊療養施設で健康観察を行いながら療養を続けるということです。 センターでは1日2人から治療を始め、今後、1日10人に投与できるよう体制を整えることにしています。
抗体カクテル療法は保健所の依頼に基づいて行うということで、患者からの直接の依頼は受け付けていないということです。