東京オリンピック柔道で、神戸市出身の男子66キロ級の阿部一二三選手と女子52キロ級の妹・詩選手が兄妹揃って金メダルを獲得しました。

東京オリンピック第3日、柔道女子52キロ級決勝に進んだ阿部詩。 相手はおととし2019年、グランドスラム大阪の決勝で敗れたフランスのブシャールです。

詩は開始から積極的に攻撃をしかけますが、得点がないまま試合は延長戦へ。 そして、開始8分過ぎ。抑え込みで一本勝ちを手にしました。

続くは、兄の一二三。 妹・詩が見守る中、迎えた男子66キロ級決勝。 開始2分。 大外刈りで技ありのポイント。 そのまま試合時間が終わり、兄妹同じ日に金メダルをつかみました。

歴史的快挙に、地元・神戸では喜びの声が上がりました。 ＪＯＣによりますと、男女の兄妹がオリンピックのメダルを取るのは、日本初だということです。