県立神戸高塚高校で遅刻指導中の教師が閉めた校門に女子生徒が挟まれ亡くなった事件からきょうで31年となり、現場では犠牲者に花が手向けられました。
1990年の7月6日、神戸高塚高校に通っていた1年生の石田僚子さん(当時15)が遅刻の指導をしていた男性教師が閉めた校門に頭を挟まれ死亡。 男性教師は業務上過失致死の罪で執行猶予付きの有罪判決を受けました。
事件のあった神戸市西区の県立神戸高塚高校では、当時を知る教員や卒業生などが訪れました。当時の教職員などでつくる市民団体のメンバーらは事件が起きた午前8時半に合わせて校門前で黙とうを捧げ、石田さんの冥福を祈っていました。
神戸高塚高校は、毎年、校内放送や職員会議で事件について伝えていて、今後も安全の徹底を図りたいとしています。