理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」が計算の速さなど性能に関する4つの部門で世界で初めて3期続けてトップになりました。
理化学研究所によりますとスーパーコンピューター「富岳」は計算速度の部門で毎秒44京2010兆回の計算をすることができ、2位になったアメリカのスーパーコンピューター「Summit」におよそ3倍の差をつけました。
このほか、産業利用で使われる計算の性能のほか、人工知能で活用する計算の性能、それにビッグデータを扱う性能の各部門でも1位になりました。
富岳はスーパーコンピューター「京」の後続機種として理化学研究所と富士通が開発。 ことし3月から本格稼働し新型コロナウイルスの飛沫の広がりの予測や治療薬の開発などに活用されています。
4つの部門で世界一になったのは去年の6月と11月に続いて3回目です。