宇宙航空研究開発機構、JAXAの探査機「はやぶさ2」が地球に持ち帰った小惑星「りゅうぐう」のサンプルの分析が兵庫県佐用町の実験施設で始まりました。
分析が行われているのは佐用町にある大型放射光施設「SPring-8」です。
「はやぶさ2」は2014年に打ち上げられ「りゅうぐう」に到着したあと2020年12月に帰還し、回収されたカプセルから砂や石などのサンプル5.4グラムが見つかりました。
水や有機物の存在を示すデータも得られつつあり、生命の起源や太陽系誕生の経緯の解明につながると期待されていて、「SPring-8」ではサンプルの一部が持ち込まれX線を使って構造などを調べるということです。
「りゅうぐう」のサンプルは国内の複数の研究チームに分かれて分析が行われるということです。