■ラッキートーナメント2回戦
阪神タイガースWomen 5-0 桃山学院教育大学(7回制)
プロ野球・阪神タイガースが設立した女子クラブチーム「阪神タイガースWomen(ウィメン)」(以下TW)が6月12日、田辺スポーツパーク野球場(和歌山県)で行われた関西女子硬式野球選手権ラッキートーナメント2回戦に出場。
桃山学院教育大を5-0で破り準々決勝に進んだ。TWは公式戦2戦2勝。
■初回に集中攻撃
TWは初回、先頭の前田桜茄がヒットで出てすぐさま二盗。
2番浅野桜子もヒットで出てチャンスを広げ、3番キャプテン三浦伊織(日本代表)がセンター前に、4番村松珠希(日本代表)がレフト前に、それぞれタイムリーを放って3点を先制した。
さらに5番田中亜里沙が右中間を破る3塁打を放ち、この回、大量5点を奪った。
■リレーで“完全試合”
TWの先発、左腕・水流麻夏(つる・あさか 日本代表)は3イニングをパーフェクトに抑え、右腕・坂東瑞紀(日本代表)にスイッチ。
坂東が2イニング、右腕・横井千晃が1イニングを完璧に抑え、最終7回裏に登板したベテラン左腕・半田渚も走者を許さず、TWが4投手のリレーで“完全試合”を達成した。
水流は「全球種でカウントが取れて理想的なピッチングができた」と振り返った。
■全国大会出場なるか
ラッキートーナメントは関西女子硬式野球連盟が主催し、高校・大学・クラブなど27チームが参加。
初出場で優勝を目指すTWは、次戦・準々決勝(19日)でクラブチーム「和歌山Regina」と対戦する。
また翌20日には、8月の「全日本女子硬式野球選手権大会」(松山)への出場権を懸けて、
クラブチーム「淡路ブレイブオーシャンズ」と対戦する。
(浮田信明)